多根神楽団


<大田市指定無形民俗文化財>

代表 神在哲哉

明治の中頃に「佐比売山神社」の宮司が神職の舞を多根の村人に伝授したのが始まりといわれています。
戦時中(昭和16年頃)は、一時的に舞が絶えましたが、昭和41年に多根青年団員数名の有志が発起して、
笛、太鼓や舞を教わり「多根神楽」を継承しています。

伝統ある「多根神楽」を後世に伝えたいと、団員一同が日々練習に取り組みながら、佐比賣山神社に奉納、
地元の行事や海外公演などで多根神楽を披露しています。
三瓶山の旧名は、国引き神話で有名な「佐比賣山」ですが改名され、地名も佐比賣村から三瓶町となりました。
佐比賣山神社は、名を継ぎ、古(いにしえ)を伝え、多根神楽が奉納されています。
今回の演目は八岐大蛇(やまたのおろち)を退治する勇壮な舞です。

【演目:八岐大蛇(やまたのおろち)】

八岐大蛇は、八つの頭と八本の尾を持ち、目はホオズキように真っ赤で、背中には苔や木が生え、
腹は血でただれた巨大な怪物です。
スサノオ命は、強い酒を醸し、屋敷の周りに垣根をめぐらし、八つの門を作り、それぞれに八つの樽を置き、
酒を注ぐように命じました。
やがて、たな引く叢雲(むらくも)に乗って現れた大蛇(おろち)に巧みに樽酒を飲ませやがて酔い伏して
眠ったところで十拳の剣を抜き放ち大蛇と格闘を始めます。
そして大格闘の末にこれを退治します。
そして大蛇の最後の尾から出て来た一振の剣を天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)と名づけて、
天照大神(あまてらすおおみかみ)に捧げ、めでたく奇稲田姫(くしなだひめ)と結婚します。